人は心で生きる

人間は何を頼りに生きてゆくのか。
目に見えるものを頼りに生きてゆこうと
する人が多いがそれは全てではない。
なぜならば生まれつき目が見えない人も
いるからでそういう人は目に頼らない。
さらに目は確かな物を正しく人に
示すとはかぎらず時に人を欺く。
幻覚や蜃気楼など人間の目が
無いものを見ることは世にありふれている。
だから目はあまり頼りにならないものだ。
それならば目をも含めた五官全ては
人間にとって頼りになるものなのか。
人間は五官全てで感覚される
物よりも大切にしているものがある。
愛、正義、知恵、徳、仏、神は非常に
人間が大切にしているものなのに
五官では捉えられない概念なのだ。
人間の大事なものは心によって
本当の意味で我らのものになるのだ。
結局は五官全てで感覚された
ものもまた心によって感じ取るので
人間は心によって生きるのだろう。

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